「子どもたちが『監督と1日でも長く野球をしたい』と言ってくれて、勝ってくれた。子どもたちに感謝したい」。試合後の第一声は新潟大会と同様、選手たちへの感謝の言葉だった。最後となる甲子園で好スタートを切った日本文理高の大井道夫監督(75)は、滴る汗を拭いながら戦いを振り返った。

 大井監督は出場全49校の監督の中では最高齢となる。甲子園特有の蒸し暑さが体にこたえ、疲労の色は隠せない。「ベンチの裏に行けば冷房が効いているけれど、子どもたちが頑張っているのに、そんなことはできない」。頻繁に帽子を脱いでタオルで頭を拭きながら、選手を鼓舞し続けた。

 大井監督の思いに、選手たちも応えた。徹底し...    
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