高校野球の全国選手権沖縄大会、6月24日の宜野湾市立野球場で行われた1回戦糸満-西原戦で、県高野連の計らいがあり、特別な場面が設けられた。試合開始を前に、西原唯一の女子部員、3年の金城妃月(きづき)がマウンドに向かう。規定で公式戦はベンチ入りできず、1年からスタンドで応援した。初めてグラウンドに降りた思いは「うれしくて、(引退が)悲しくて」。2年半の思いを託した野球部最後の1球で、糸満打者を「空振り」に打ち取った。

 少年野球のころから慣れているはずの球場の雰囲気だが、大勢の応援団を上目に見るのは初めてだった。「下から見たら、たくさんの観客がいて緊張した」。ベンチからも「ナイスボ...    
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