九州豪雨で甚大な被害を受けた福岡県朝倉市の朝倉高と朝倉光陽高が12日、全国高校野球選手権福岡南部大会の2回戦で対戦した。地元では行方不明者の捜索が続き、一時は試合の実現すら危ぶまれたが、両校の選手や監督は野球場に集まった。古里の復興に向け、最後まで「諦めない姿」を見せるために。

 「このグラウンドに立てたことに感謝したい」。初戦突破を決め、朝倉高3年の大熊唯斗捕手(17)は喜びをかみしめた。3年間通った比良松中(同市宮野)は校舎が傾くなど、地域は大きく傷ついた。

 「こんな状況で野球をやってもいいのだろうか」と悩んだ。学校も臨時休校になり、豪雨後に初めて全部員が顔を合わせたのは10...    
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