糸を引くようなライナーが幾度も外野に抜けた。鳴門渦潮打線は好球必打を貫いて6得点。昨年夏から3季連続で県大会では準優勝にとどまったうっぷんを晴らし、新時代の扉をこじ開けた。

 「低めの変化球を捨てて、ベルト付近の球を狙う」。大会屈指の板野の右腕森井が決め球とするスライダーへの対策は至ってシンプルだった。

 重量打線は一回から牙をむく。1死から四球で横岡が歩いて、3番野口がやや高めの直球を右前へ。笹田が四球を選んで満塁となり、2死後に奥を迎えた。3球連続の速球にタイミングが合わずに追い込まれたが、すり足のステップに変えた5球目の真ん中のスライダーを捉えると、打球は森井の足元を抜けて中...    
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