姫路南の吉本純也監督の目には涙が浮かんでいた。「勝たせてやりたかった」。1967年以来、50年ぶりの8強まであと一歩、届かなかった。

 現3年生は、2014年春季県大会で準優勝した姫路南に憧れて入学した世代だ。強豪私学から誘われた岡部秀太主将は「公立校から甲子園を目指す」と入部。エース山崎皐生は1年春からマウンドに立つなど、粒ぞろいの選手が早くから経験を積み、集大成の夏に挑んだ。

 滝川第二とリードを奪い合うこと5度。16安打を浴びながらがっぷり四つで組み合えたのは、鍛え上げた堅守があってこそ。六回には右中間への長打性の打球を右翼手の上谷悠誠が好捕。「球際を捕りきる練習をしてきた」...    
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