松陽の肱岡寿明二塁手は開幕が近づくにつれ、夜眠れなくなり、食事がのどを通らなくなった。「夏が来るのが怖かった」 脳裏から昨夏の悪夢が離れなかった。下級生で唯一先発した2回戦・東播磨戦。ゴロをトンネルし、そこから2ランを浴びた。同点に追い付いた後も、満塁で打てなかった。「自分のせいで負けた」。同じ思いは二度としたくなかった。

 11日の1回戦。有馬戦の試合途中で視界がぼやけてきた。七回の守備で脚がつって退場。熱中症によるとみられる脱水症状で病院に搬送された。

 それでもチームが勝ってくれたことで吹っ切れた。病院に運ばれたため、初戦は一緒に歌えなかった校歌を3度歌い、目標のベスト16入...    
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