「みんなと最後まで野球ができたので悔いは全くない」。1点差での惜敗にも高砂南の4番山里弦生の表情は達成感で満ちていた。

 昨夏の新チーム発足直後の練習中、突然体の汗が流れなくなった。病院の診断は「無汗症」。発汗しないため、皮膚が乾き、体が思うように動かなくなる難病だった。

 検査入院の度に練習を離脱。「このまま野球ができるのか」と不安にさいなまれる日々が続いた。「病気が治ったら、離れていた分活躍する」。チームメートとの約束を支えに病と闘った。

 完治はしていないが、定期的に点滴での治療を続けて戦列に復帰。試合中は水分をこまめに取ってプレーし、今大会初戦では特大の2点本塁打で持ち前の長...    
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