激しい雨による三時間二十分の中断後、蒸し暑さが増した本塁で、豊田工の橋本翔捕手(三年)は前年の王者、東邦の変化を感じていた。応援の声、ベンチの雰囲気、打者の息遣い…。「スイッチが入った」ような気がした。

 中断前には、福田尭(たかし)選手(三年)が満塁から走者一掃の二塁打を放ち、王者を相手に3-1と互角以上の戦いをしていた。再開までの間、相手投手の動画を見て、「まだ何が起きるか分からない」と気を引き締めて再び臨んだ。

 だが、悪い勘は当たった。再開直後の五回に4安打、投手が途中交代した六回は7安打を浴び、計10点を失った。予想以上の相手打線の爆発。甘く入った球はことごとく捉えられた...    
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