延長十四回裏、日大三島ナインの思いを乗せた白球が外野の芝で弾んだ。「みんなが長尾に回そうという気持ちで戦っている」と川口監督。選手、指揮官が全幅の信頼を寄せる主将がサヨナラ打で期待に応えた。

 1点を追う九回にもチームを救った。「(先発の)海野のピッチングを無駄にしない」と追い込まれてから左翼線に二塁打。次打者藤井の右越え三塁打で同点のホームを踏んだ。

 十四回表に許した2点のリードに追い付き、迎えた7打席目。「練習の時から、決める場面が自分に回ってくるイメージを持ち続けてきた」。打球が相手二塁手の頭上を越えた瞬間、右手を突き上げた。

 準々決勝で最後の打者になった昨夏から1年。仲間...    
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