「なんだか照れくさいね」。横浜、横浜商で部長、コーチを歴任した小倉清一郎さん(73)が日本高野連の育成功労賞を受賞。神奈川の一時代を築いた名参謀にスタンドから割れんばかりの拍手が送られた。

 開会式のグラウンドに立つのは人生で初めてという。だが、灼熱(しゃくねつ)の人工芝に立てば懐かしい思いがよみがえる。

 「桐蔭(学園)に2年連続で負けてその次の年は川崎球場で(横浜)商大に負けて。優勝した思い出もあるけど悔しい思いを何度もした」。横浜コーチ時代の1991年から3年連続で準優勝。その先に98年の甲子園春夏連覇が待っていた。

 全国屈指の名門に育てる道のりには渡辺元智前監督(72)の存...    
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