初回にいきなり4失点。いつもの動きができていない仲間が気になった。「自分が流れを作らなければ」。主将の責任感を胸に二回、最初の打席に向かった。

 4球目、甘い球をフルスイングしたつもりが、見事な空振り。そこで自分も緊張していることにようやく気付き、「まずは試合を楽しもう」と頭を切り替えた。無理して少し笑ってみたら緊張がほぐれ、続く5球目、甘く入ったスライダーに体が自然に反応。チーム初安打となる右中間三塁打を放ち、次打者の内野ゴロの間に生還、チーム唯一の得点を挙げた。

 事前のイメージ通りにはいかなかったが、チームメートを笑顔で励まし続け、緊張をほぐそうと努めた2時間23分。最後まで...    
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