群馬県立安中総合学園高野球部の投手、斎藤来喜さん(3年)は両手の中指がない。右手は生まれつき。左手はもともと第一関節まであったが、グラブをうまくはめるために小学4年時にメスを入れた。かつて、コンプレックスを感じたものの「他の人と違う球が投げられる」と今では自信になっている。今春の関東地区大会県予選で、公式戦初登板を飾った。家族や仲間の後押しを受け、勝負の夏も全力投球するつもりだ。◎“武器”に変え投手二枚看板の一翼に 左手中指の切断は決して苦しい決断ではなかった。「これで野球ができるんだ」。思い切りボールが取れたときは、うれしさが込み上げた。中学まで二塁手。高校に入り、憧れだった...    
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