明徳義塾高校の普段のフリー打撃では、グラウンドにケージを四つ並べる。各打者が打席に入って最初の球は必ずバント。2球目以降は、打撃投手やマシンの前に置かれたネットを越えるライナーばかりを放つ。

 ゴロを打った選手は、顔をしかめたり、首をかしげたりしている。なぜ、よく言われる「転がせ」ではいけないのか。選手らによると「ゴロだと、うまい内野手なら捕られる。手の届かない高さなら、正面でも捕れない。外野手の頭も越せば長打」ということらしい。

 ライナーというより、放物線を描いていたのは谷合悠斗。ベスト4入りした2016年夏の甲子園では、1年生で唯一ベンチ入りを果たし、2試合で5番に抜てきされ...    
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