第89回選抜高校野球大会2回戦で26日、延長十五回引き分けの再試合となった滋賀学園戦を1失点で完投した福岡大大濠(福岡市)の三浦銀二投手(3年)。その努力を1年生の春から見続け、その球を誰よりも多く受けてきたのが控え捕手の矢野貴大(たかひろ)選手(3年)だ。変調を見逃さず、三浦投手は「試合前、矢野が球を受けてくれると安心する」と全幅の信頼を寄せる。2回戦の熱戦の間も、エースの調子に目を配り、声を掛け続けた。

 「銀二、踏ん張れよ」。矢野選手は、延長十五回裏のマウンドに向かう三浦投手を励ました。笑顔が返る。「大丈夫だ」。矢野選手は確信した。期待に応え、三浦投手はサヨナラ負けの危機を...    
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