ある週末の昼。選手たちが午前の練習後に食事をするという多治見高校の多目的ホールをのぞくと、長テーブルに鍋がいくつも並んでいた。ネギ、コマツナ、ニンジン、モヤシ、油揚げ、豚肉など数種類の野菜と肉で具だくさんの鍋だ。

 選手五人ずつで囲む鍋のそばには、一升のコメを炊いた炊飯器が置かれていた。一人二合を完食するのが「ノルマ」。岡井俊樹選手(三年)は「楽々食べられる量です」と笑顔で箸を進めた。昨秋の県大会後から体重が八キロ増えたという。

 多治見の野球部では冬季の十二~二月の毎週末、保護者と女子マネジャーが作る鍋料理を選手全員で食べるのが十年ほど前から恒例となっている。冬場にしっかり栄養を...    
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