エース左腕池谷は二回から七回、ほぼ直球のみで大阪桐蔭の強力打線をねじ伏せた。球速は130キロ台中盤程度。手元で伸びる直球は、球速以上の威力で相手の強打を封じた。

 年末に腰を傷め、調整が遅れた。万全の状態で今大会に臨んだわけではない。投げ込みができず、大会前の最多投球数は直前の練習試合で69球。強打者ぞろいの打線に相対した渾身(こんしん)の138球は、スタミナを消耗させた。「球威が落ちてきて、球がシュート回転した」と捕手森。八回、逆転を許した。

 悔やまれるのは初回の6失点。池谷は「普通に投げれば通用するのに、できなかった」と肩を落とした。「全てにおいて実力不足。野手が助けてくれた...    
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