待ってましたとばかりにバットを振り切った。強烈な打球を広角に飛ばして3安打1打点。打撃を支える鋭い観察眼をこの日も発揮し「全て自分の読み通りだった」と胸を張った。

 四回、進塁した二塁上から配球に目を凝らして直感した。「次からはインコースに投げてくる」。読みは的中。外角攻めと予想した試合前の読みを修正し、八回と九回の2打席で内角の球を狙い通りにたたいた。

 洞察力はずばぬけている。普段から次打者席で捕手のしぐさを見詰め、わずかな変化を見逃さない。例えば「落ちる球を要求する時は捕手の腰が少し浮く」。中学時代に捕手だった経験が生きている。

 1回戦の九回も、次打者席から目を光らせていた。...    
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