目前の勝利するり。ため息のち拍手―。兵庫県西宮市の甲子園球場で3月24日行われた選抜高校野球大会の明徳義塾高校(高知)―早稲田実業(東京)の1回戦。明徳は優位に試合を進めながら悔しい逆転負けを喫した。それでも優勝候補の一角をあと一歩まで追い詰めた熱戦に、スタンドからは惜しみない拍手が降り注いだ。

 九回表、球場の興奮が最高潮に達した。攻撃するのは早実。ツーアウト一、二塁で明徳が4―3の1点差を守り切れるかという場面で、打席には今大会注目のスラッガー、清宮幸太郎選手が立った。

 「いけー、佑斗ー、おまえならいけるー」「ストライク! ストライク!!」 三塁側明徳スタンドからマウンドの北...    
<記事全文を読む>