冬でも暖かいイメージのある高知県の横浪半島だが、北側斜面の谷間にある「明徳野球道場」は別。太陽が顔を見せる時間は長くない。厳しい北風が「南国土佐」という言葉も、吹き飛ばしてしまう。強烈な冷気を、元気な声で蹴散らしながら、春を待つ明徳ナイン。実は、その鍛錬の中身は毎年違う。これまでに越えてきた冬と同じ数だけ、その形がある。センバツ行きが決定的な冬。当落線上の冬。可能性ほぼゼロの冬…。秋季四国大会で優勝した今回のような「確実な冬」に限っても、鍛錬の形はさまざまだ。グラブやバットを一切使わず、ただ体をいじめ続ける冬があれば、毎日毎日ボールを追い続ける夏と変わらぬ風景の冬もある。2年連...    
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