延長十三回1死三塁。「自分が勝負を決めてやる」。投手陣をリードしてきた飼田の強い思いを乗せた打球は遊撃手を強襲。ボールが転々とする間に代走に起用された平田がホームを陥れた。「よっしゃー」。劇的なサヨナラ勝ちにベンチを飛び出した玉島商ナインの雄たけびが響き渡った。  2季連続甲子園出場の難敵相手にピンチをしのぎながら、狙い通りロースコアの展開に持ち込んだ。「本当によく粘ってくれた。それに尽きる」と行成監督。3時間を超える激闘で勝利を呼び込んだ立役者は両左腕だ。  緩急自在の投球を見せたのは先発の宮原一。3点リードの六回、併殺を焦った味方の失策で同点とされ、なおも1死一、三塁のピン...    
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