目が離せないほどの速さで繰り広げられる駆け引きの中、相手の一瞬の隙をうかがい、剣で突く。佐賀商女子フェンシング部の魚永幸希(17)は、格上相手にも一歩も引かずに気迫で圧倒するスタイルが武器。競技を始めてわずか3カ月で全国の舞台に立った。

 高校1年の全国総体。「技術面では他に上回る生徒もいたが、負けてもただでは帰らない姿勢が目に留まった」。野本尚子監督は、魚永を団体メンバーに抜てきした。技の数は少なくても果敢に前に出て剣を突きだす姿が仲間を鼓舞し、チームはベスト8入りした。

 一方で、大きな経験をしたことがプレッシャーにもなり、気持ちの波が大会でもそのまま出るよ...    
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