少子化による公立高校の統合再編で、スポーツ伝統校の名前が消える事例が相次いでいる。高校バスケットボールで全国制覇58回を誇る秋田県立能代工業もその一つで、来春、新たな名前の統合校がスタートする予定だ。日本一の座から10年以上遠ざかってはいるが、バスケ界でのブランド力は絶大。県内外のファンから惜しむ声が出ている。

 (石井紀代美)

 「バスケ好きな人はもちろん、そうじゃなくても知っている人が多い。地元の人はその価値を分かっていない。なくすのは本当にもったいない」。バスケ専門誌「月刊バスケットボール」元編集長の島本和彦氏(73)=東京都狛江市在住=はこう語る。  二〇二一年四...    
<記事全文を読む>