攻撃的スタイルを掲げる静岡学園が初めて全国舞台に上がり、高校サッカー界に衝撃を与えたのは43年前。4-5で浦和南(埼玉)に敗れた決勝は今も、大会史上屈指の名勝負としてオールドファンの語り草になっている。当時のスタイルそのままに、技巧派集団が再び鮮烈な印象を残して初の単独日本一に輝いた。
 2点を失った後、見せ場は訪れた。ドリブルで仕掛け、パスをつなぎ、王者青森山田を翻弄(ほんろう)した。2点のリードを守り切れず、鹿児島実と優勝を分け合った24年前とは逆の展開に。劇的に試合をひっくり返してみせた。試合後、阿部健人主将は充実感たっぷりに言った。「静岡の歴史を変えることができてうれ...    
<記事全文を読む>