ラテンの香りを存分に漂わせ、静岡学園が6得点のゴールラッシュ。静岡県勢5年ぶりの初戦突破の中心にいたのはトップ下の一角を務める井堀だった。岡山県からやって来た技巧派MFの右足が、中学時代の県選抜仲間がそろう岡山学芸館に襲い掛かった。
 「あの一発が痛かった」と相手の指揮官を嘆かせたのは前半29分の直接FKだ。ゴール正面約25メートルの距離から豪快に放り込み、初戦の緊張感からチームを解放。「蹴った瞬間、入ったと思った」。後半にはミドル2発で「自分でも驚いた」というハットトリックを達成した。
 本来は遠目からシュートを狙うようなタイプではないが、この日は違った。相手守備...    
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