7日に閉幕した全国高校ラグビー大会で、神奈川代表の桐蔭学園が初の単独優勝を達成。全国選抜大会、全国7人制大会に続く「高校3冠」にも輝き、令和の初代王者にふさわしい強さを見せつけた。過去に準優勝5度の苦い歴史を糧に、伝統の「継続ラグビー」には固執せずに頂点まで駆け上がったフィフティーンの軌跡を追う。

キックで活路開く

 「勝つならこの準々決勝でした。勢いがついた」─。前回覇者の大阪桐蔭を破った3日。花園ラグビー場内の取材エリアで、桐蔭学園・藤原秀之監督(52)はそうまくし立てた。

 脳裏にあったのは、...    
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