悲願の制覇は、またもかなわなかった。九日、さいたま市の埼玉スタジアムであった第95回全国高校サッカー選手権大会の決勝で前橋育英は青森山田(青森)に0-5で惜しくも敗れ、快挙を逃した。試合の流れからまさかの大量失点を許したが、選手たちは最後まであきらめずにゴールを狙う気迫をみせ、スタンドを埋めた大応援団からは「よくぞここまで来てくれた」と健闘をたたえる温かな拍手が送られていた。

 (原田晋也) 立ち上がりは前橋育英のペースだった。GKと一対一になるなど決定的な好機をつくったが、堅い守りにはばまれて攻めあぐねるうち、先制を許してしまう。

 2点のリードを許して迎えたハーフタイム。前橋育...    
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