残り16秒。焦る相手が距離を詰めてきたところだった。得意の上段蹴りを一閃(いっせん)。優勝を決定づける3ポイントを奪い取った。空手少年男子組手個人の立花(神戸第一高)は決勝も最後まで攻め抜き、全国総体で逃した栄冠を奪還した。

 今春の全国選抜大会ではカウンターの突きを武器に頂点に立ったが、当然、周囲の警戒が強まった。「守りに入っていた」という全国総体では攻め手を欠き、準々決勝で判定負け。雪辱を期して臨んだ今大会だった。

 自ら積極的に仕掛け、初戦から全試合で先制。決勝も序盤に上段突きで先手を取り、相手が出て来ざるをえない展開に持ち込んだことが、終盤の上段蹴りにつながった。夏の教訓を...    
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