2014年のモトGPは史上最多の19戦が予定されている。21世紀最初の01年は16戦だったが、05年には17戦に増え、07年から18戦になった。ここ数年は開催数の増減がなかったものの、7年ぶりにレース数が増える。

レース数は同じでも、その間にも新たな開催地に加えられた場所やさまざまな事情で開催されなくなった会場がいくつか入れ替わってきた。04年から13年までの10年間で新たに増え、あるいはなくなった開催地には以下のような場所がある。

南アフリカ・ウェルコム(04年まで)、ブラジル・ジャカレパグア(04年まで)、カタール・ロサイル(04年から)、中国・上海(05~08年)、米国・ラグナセカ(05~13年)、インディアナポリス(08年から)、オースティン(13年から)、スペイン・アラゴン(10年から)、イタリア・ミザノ(07年から)、トルコ・イスタンブール(05~07年)、ポルトガル・エストリル(12年まで)。

米国のラグナセカサーキットでは、1980年代後半から90年代前半にかけて全3クラスのレースが開催されていた。その後、行われなくなったが、05年にモトGPクラスのみの変則的な形で復活し、13年まで行われた。

イタリアのミザノサーキットも、80年代半ばから93年まで開催された場所が復活した形だ。ただし、再開後は安全性などを考慮して、従来とは逆方向へ周回するコースレイアウトに修正された。イギリスGP開催地は、87年以来ずっとドニントンパークだったが、10年からドニントン以前に行われていたシルバーストーンに戻った。

毎年のカレンダーの中でいくつもの会場が入れ替わってきたが、14年からアルゼンチンとブラジルが新たにスケジュールに加わる予定だ。

アルゼンチンGPは15年ぶりの復活で、かつては首都ブエノスアイレスで開催されていた。14年の予定地は、そこから約1000キロ北東の内陸部にあるテルマス・デ・リオ・オンド。来年のレースに向けて会場の全面改修を敢行し、同国レース関係者も欧州のグランプリを訪れて積極的なプロモーション活動を展開してきた。

ブラジルは、首都ブラジリアのアウトドロモ・ネルソン・ピケが予定されている。こちらは現在、改修工事の真っ最中で、安全性等に関する公的な監査と承認はそれらの作業が終了した後に行われる予定だ。(モータージャーナリスト・西村章)