<ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目◇2日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>

この日のベストスコア“65”を出した選手は2人。1人はトータル7アンダーで首位タイに立った宮里優作。もう1人が17位タイからトータル4アンダーまで伸ばし6位タイに急浮上した久保谷健一だ。

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初日は“70”で「調子も悪いしあまりテンションも上がらない」、「頭で考えることと体の動きがバラバラ」とのコメントを残した久保谷。2日目は“71”では「クラブを振ることを身体が拒否に入っている。しょうがない。病気だと思ってやるしかない」、「ただ迷惑をかけないようにした」。この2日間“いつもの”ボヤキを連発してきた。

さすがにこの3日目は何か前向きなコメントが聞けるのかと思いきや、開口一番「たまたま良かっただけですね」ときた。首位とは3打差優勝も狙える位置だが、「今日は伸ばせましたが、そういうんじゃないですね。アンダーパーは出したいと思っていたので、明日もとに戻ってしまうと今日が活きない。明日もアンダーパーで回れるようにします」。勝利はまったく意識せず、ただアンダーで回ることを目指すという。

久保谷は2002年に日本プロ、12年に日本オープンを制した。同じく“日本”がつくこの大会のタイトルは以前から欲しいと公言してきた。ボヤキは止まらないが、このチャンスで優勝を狙わない手はないだろう。この日はショートパットのミスで2つのボギーを叩いたが、気温が下がっていく中、最後までパッティンググリーンに残っていたのは45歳で日本人選手では今大会最年長の久保谷と2番目の年長者、44歳の片山晋呉のベテラン2人だった。

自分の求めるゴルフをするのに「まだまだかかる、と言っている内に50歳になってしまいそうだけど、未だにゴルフが分からないです」。ボヤキの多さは理想の高さの現われ。5年ぶりの出場でつかんだチャンスをどう活かすか。向上心を忘れないベテランが大会を盛り上げてくれそうだ。


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