<THE QUEENS presented by KOWA 2日目◇2日◇三好カントリー倶楽部 西コース(6,500ヤード・パー72)>

2015年大会では、韓国チームを破り見事初代王者に輝いた日本チームだが、2016年は韓国チームに敗北している日本チーム。リベンジの気持ちで戦っており、最終日に行われる韓国ツアーとの優勝決定戦まで持ち込んだが、その道は決して平たんなものではなかった。

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「皆が勝っていれば甘えられるけど、危ないと思った」そう語ったのは、豪州チームを相手に2&1で勝利を決めた笠りつ子。

初日はフォアボール(2対2で各自のボールで競う)、2日目がシングルス、最終日はフォアサム(2対2のチームで1つのボールを使って競う)と異なる競技形式のマッチプレーで行われる今大会では、それぞれ勝ち:2ポイント、引き分け:1ポイント、負け:0ポイントが振り分けられ、第2ラウンド終了時点で上位2チームが最終日の優勝決定戦に挑むことができる。

日本勢6番目のスタートで笠がプレーしていた時点で、日本で勝っていたのは川岸1人のみ。その状況で「これは私がいかなきゃダメだと思って、なんとかできました」と、13番パー3で5メートルのバーディパットを沈めて2アップに持ち込み、日本に第2ラウンドの2勝目をもたらした。

そして、日本チームに優勝決定戦への流れを作ったのが堀琴音。AS(オールスクエア=引き分け)で最終18番を迎えたが、この時点で2位につけていた日本チームはトータル9ポイント、相手の豪州チームは3位で8ポイント。

最終組の鈴木愛はこの時点でAS(オールスクエア=引き分け)でプレー中。ここで堀が負ければ、優勝決定戦への出場可能性が薄くなる。

「日本が3位になりそうって、18番に入ったときは知らなくて。でも、私も勝って終わりたかったので」と必死に戦った。最後は相手と同じくパーで終えてASのままホールアウトしたが、豪州に1ポイントリードした状態を維持し、最終戦への望みをつないだ。

最後の最後で、賞金女王の意地を見せたのが鈴木愛。「日本ツアーでも韓国人選手が強いので、こういうところで日本人の強さを見せたかった」と、すでに8勝を挙げていた韓国チームを相手に一歩も引かない戦いを見せる。

一時は2ダウンまで差をつけられたが、15番でASに戻し「17番で成績表を見てやばいと思って、絶対勝たなきゃと思いました」。魂がボールに乗り移ったかのように17番パー4で約2.5メートルのバーディパットを沈め、1アップに巻き返してフィニッシュ。第2ラウンドで唯一、韓国人選手に黒星をつけて優勝決定戦へ弾みをつけた。

上がってきた鈴木は「日本のツアーですが韓国の選手が強い。だからこういうところで日本人の強いところを見せたかった。今日は勝てて良かった」と安どの表情。実はこんな裏話も。「昨日調子が悪くって私は誰とやっても一緒だと思っていましたが(LPGA副会長の)原田香里さんが“エースなんだから最後だし韓国の選手と戦ってきなよ。自分らしいプレーをしてきなさい”と言ってくれたのでじゃあ行きます、となりました」。皆の期待を一身に背負い、勝利という最高のかたちで応えて見せた。

優勝決定戦のペアリングでは、キャプテンの成田美寿々に「私を一番に行かせてください」と自ら先陣を勝って出た。初代キャプテンの上田桃子とともに、韓国チームの賞金ランク1位のイ・ジョンウン、同9位のベ・ソンウのペアとしのぎを削る。

「明日は1つのボールを交互に打つので難しいけれど、あまり気にせず、私らしいプレーができればと思うので、頑張ります(鈴木)」。優勝決定戦での日韓の賞金女王争いに向けて、闘志を燃やした。


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