<ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報◇29日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>

ついに決着をつける時がきた。ランク1位でツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を迎える小平智が、自身初の賞金王に向けて意気込みを語った。

【スイング連続】小平智は「飛ぶ要素が詰まってる」スイング
初日に7オーバーの101位と大きく出遅れた。しかし、2日目に“67”をマークし54位タイとギリギリで予選通過。決勝ラウンドでも“60”台を連発し、最終的には8位タイまで巻き返した前週の「カシオワールドオープン」を、「2日目からは良くなった。今は少し筋肉痛が残っているが、ゴルフの状態としてはいい状態だと思う」と振り返った。

同じ順位に終わった賞金ランク2位の宮里優作に対して、約1700万円のリードを保って最終戦を迎える。逆転の可能性が残る宮里、チャン・キム(米国)、池田勇太の3人は、今大会の優勝が賞金王への絶対条件。小平にとって圧倒的に有利な状況だが、「(賞金王がかかる)3人とも調子がいいので、まぁ楽には勝たせてくれないとは思う。日曜日を迎える前に優勝争いをしていれば」と表情を引き締めた。

昨年、自己最高となる賞金ランク6位にランクイン。今季初勝利となった「トップ杯東海クラシック」で賞金ランキング1位に浮上したが、その時は、「今はワールドランキングを上げたい。今まで達成していない年間複数勝利を挙げたい」とコメント。その言葉通り、「三井住友VISA太平洋マスターズ」で今季2勝目をマークし、終盤の賞金王レースをひっぱってきた。

去年のこの大会では、1打差の首位で最終18番を迎えながら、痛恨の3パットでパク・サンヒョン(韓国)に逆転を許した。「(グリーンの)傾斜が日本で一番」と警戒するコースのキーポイントとして挙げたのが“グリーン周り”。「(ピンの)横の上とかにつけたら計算しづらいホールが多いので、マネジメント的には手前から下につけていきたい」と攻略法を明らかにし、「去年2位だったリベンジをして優勝できたら最高ですね」と笑顔を見せた。

最終戦にまでもつれ込んだ賞金王を目指す戦いは、いよいよ明日、決戦の火蓋が切られる。「ここまで来てこの位置なら、(賞金王を)獲りたいなという欲が出てきた」。初めて賞金王への意欲を公言した28歳に、一切の油断はない。

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