<ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報◇28日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>

選ばれし30人しか出場できない国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。今季は欧州ツアーのメンバーとして世界各地で戦ってきた谷原秀人が、“世界ランク100位以内”の資格でこの大会に出場する。

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米国、オーストラリア、シンガポール、ミャンマー、メキシコ、英国、アイルランド、フランス、イタリア、トルコ、南アフリカ、アラブ首長国連邦などを渡り歩き、先週は香港で開催された欧州とアジアツアーの共催大会「UBS香港オープン」に出場した谷原。今大会には、「出られると知って。オーストラリアも考えたけど、近くて移動が楽だから」と、参戦を決意。日曜日に帰国すると、昨日は休養と自宅の掃除。そして、コース入りしたこの日は、ドライビングレンジとパッティンググリーンで調整を重ねた。

日本ツアーの出場は、9月の「ANAオープン」以来。久しぶりに日本のゴルフ場へ来た印象は、「グリーンが綺麗でビックリしました。(欧州ツアーでは)全部初めてのコースでしたからね。毎週芝質も違うし、別に(コンディションは)酷くはなかったですが。日本が綺麗すぎるのかな」。不規則な転がりをしない、日本の良く整備されたグリーンが新鮮に映っていた。

欧州ツアーでは国をまたいでの移動、時差、そして異なる芝質といった様々な特徴を持ったコースで戦ってきた。39歳にして過酷な状況で戦いを続けるのは、「常に上手くなりたいという気持ちがある。ただ、それだけなんですよ。それが失敗しようが成功しようがどうでもいいんですよ」というまっすぐな気持ちがあるから。結果の前に、自分が満足できるゴルフをし、さらに技術も磨かれるのであれば、国内よりも海外のほうがやりがいがあるようだ。「もっとできるんだったらやったほうがいいんじゃないかな、というのが自分の中にあるので」。日本にいるだけでは得られないものが、きっと海の向こうにはある。

スイングに関しては、試合を重ねる中で試行錯誤を続けながら、トレーニングなど様々な調整を行ってきた。過酷な戦いだが、「別にそんなに大きな差ではなくて小さな差。もう少しうまくスコアをまとめられたら、もっと上で戦えるんじゃないかなというのは見えてきた」と、自身のプレーに対する手ごたえも得られている。

ゴルフ以外でも新しい発見もある。「(欧州ツアーの選手は)みんなタフですよね。どんな選手だろうとエコノミーに乗っているし、上の選手でも。そして、スーツケース1個にキャディバッグ持って。荷物が少ないのが驚き」。有名な選手でも無名な選手でも、移動のスタイルはみんな同じ。それが新鮮に映った。そして、「日本のパスポートはすごいんですよ。ビザもほぼほぼいらないし。トルコも南アフリカもいらなかった。日本は凄いな〜、と思いましたよ。日本人で本当に良かった」と、報道陣の前で力説した。

今季の試合は、この「日本シリーズ」が最終戦。久しぶりの母国でどんなプレーを見せてくれるのか。初日は午前10時の第1組でスタートする。

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