<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇25日◇宮崎カントリークラブ(6,448ヤード・パー72)>

前日、ノーバーディに悔し涙を流した鈴木愛。ムービングサタデーにチャージをかけるべく、「3つ伸ばしたい」とスタートしたが、「スコアが伸びそうな感じはあったがパターが入らない…決まっていれば5つくらい伸びたのに」。トータル2アンダーの13位タイと足踏みが続く。一方、優勝して鈴木が単独15位以下なら逆転で女王となるイ・ミニョン(韓国)は、首位から2打差の2位。初の賞金女王戴冠へ、最後の試練を迎えている。

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鈴木は開幕前から苦手としていた3番でボギーを叩いたものの、次の4番で5mを沈めてバウンスバック。だが、ここから勢いに乗れない。9番(パー5)ではバンカーから寄せてバーディを奪ったが、「10、11、13が入らなかった」と続けず。後半はボギーこそ打たなかったものの、バーディも17番の1つだけとスコアを2つ伸ばすにとどまり、順位を落とした。

「不満が残る内容です。今日は風が無かったのでみんな伸ばすと思っていた。ショットはいいし、パターもいい感じで打ててラインも読めてるのに入らない…トータル的には3日間で1番良いのですが…」。涙こそ出ないが、険しい表情は変わらない。悔しい思いをした昨日からの切り替えも上手くいっていた。「色々な方にアドバイスをもらったりして、良い気分転換になったし、メンタルのコントロールはできていると思う」。できるだけの準備はしたのにスコアは伸びない。それだけに歯がゆい1日だった。

そんな鈴木に救いの手を差し伸べたのが、解説で来ている塩谷育代。練習グリーンでボールを転がす鈴木に近寄り、一言二言。「愛さんが“入らない”と言っていたので、“良い時も悪い時もあるよ”と言ったくらいですよ(塩谷)」と詳しい内容は明かさなかったが、鈴木の表情は見る見る晴れた。こういうのが今の鈴木にとって一番ありがたいだろう。

泣いても笑ってもあと18ホール。「明日は気持ち良い1年だったと言えるように良い締めくくりをしたい。ここまでバーディが少ないので、3日間分バーディを獲るくらいの気持ちで。それでボギーを叩いても仕方ない」。最終日は、自身が単独6位に入れば文句なし。この日2位につけたミニョンが優勝しても、単独14位より上位で終わればマネークイーンとなる。

「女王のことは考えないですね。自分が良いプレーをすればついてくるものだと思います。気にしてたら良いプレーができない。自分を信じてやりたい」。最終日は初日と同じく、賞金ランク2位のキム・ハヌル(韓国)と直接対決。ハヌル、ミニョンの壁を乗り越えた先に、最高の栄誉が待っている。

※賞金女王の決定条件
・鈴木愛は単独6位以内に入れば、他選手の順位に影響されることなく賞金女王が確定。
・キム・ハヌルは優勝が絶対条件。加えて、鈴木が2人以上の6位タイ以下。
・イ・ミニョンは優勝が絶対条件。加えて、鈴木が単独15位以下。

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