<カシオワールドオープン 2日目◇24日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>

2001、03年の国内ツアー賞金王。01年にはマスターズで4位タイに入るなど、一時代を築いた伊澤利光。日本が誇るショットメーカーで海外でも評判のスイングとなった伊澤だが、07年の「日本プロゴルフ選手権」優勝を最後に、成績も下降線をたどった。12年を最後にいったんはツアー撤退。スクール開校などを経て、昨年の日本プロでツアー復帰を果たすと、今季は「生涯獲得賞金25位以内」の出場資格で国内ツアーフル参戦をした。

下部チャレンジツアーにも出場していた伊澤利光
1月のシンガポールから始まり、19試合に出場したが、予選落ちが18回に棄権が1回。厳しい1年を送ってきた。来年3月に50歳を迎えるため、すでに来季の国内シニアツアーへのエントリーを済ませているが、最後の最後、背水の陣で臨んだ「カシオワールドオープン」で見事に今季初予選通過を果たした。「はい、ようやく通りました。よかったです」と、トレードマークでもある目尻の下がった笑顔がはじけた。

「最初の頃は数字にならなくて。ちょっとずつよくなってきたけど、夏くらいからこういう状態になっていればね」と、20試合目での予選通過にはもどかしさもある。「若い人が出てきて、みんな飛ばすんですよ(笑)」。かつては飛距離でもならした大ベテランだが、寄る年波には勝てず、「試行錯誤を繰り返しています」と、再び表舞台に立つことを願ってきた。

「(逆転シードには)もう優勝か2位しかないですからね。そこを目指して頑張ります」。かつての伊澤を知る者なら、一発逆転も可能と思ってしまうから不思議だ。現実的には、来週のファイナルQT行きは覚悟しているが、今季始めての週末をどう戦うのか。大きな注目が集まるのは間違いない。

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