<カシオワールドオープン 初日◇23日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>

シード権が決まる国内男子ツアー「カシオワールドオープン」が開幕。上位に入れば一発逆転も可能な状況の中、シード圏外にいる2人の選手が2アンダー6位タイと好スタートを切った。

【関連】石川遼、理想のスイングは過去にアリ?
1人目が上平栄道。2014年に4年間守ってきた賞金シードを手放すと、昨年末の6日間のファイナルQTでは決勝ラウンドに進めず、前半戦の出場権を獲得できなかった。おまけにリランキングの対象にすらなれなかった。それでも予選会から這い上がった「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」で7位タイ、「日本オープン」では24位タイ、その他、主催者推薦で出場した試合で予選を通るなど、賞金ランクは現在88位となっている。

先日行われたサードQTでは敗退したものの、今季の賞金ランク85位までに入れば再びファイナルQTへの出場の道が開けるが、「やっぱり(シード権の)ラインの中には入りたい。先々週のサードQTで落ちてしまって…やるせない気持ちがあります」と話す上平。この試合で上位に入れば、賞金ランク上位75名に与えられる第2シードを獲得することもまだ可能なだけに、「チャンスをいただけたので、1打1打集中してやるだけです」。主催者推薦で得られた出場のチャンスを生かして、1つでも上の順位を狙う。

もう一人は小池一平。一昨年には賞金ランク57位で初シードを獲得、昨季は同27位に入り、最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」にも出場した、しかし、今季は、「ティショットも悪いし、アイアンも最低。パットも入らない」と不振に陥り、現在賞金ランクは108位。この日の上位発進にも、「たまたま良かっただけという感じなので」と、プレー内容には手ごたえが感じられないという。

「ここ数試合はもう開き直ってやっています。ダメならダメで仕方がないので」。自分の現状と向き合いながら懸命に戦っているが、もうファイナルQTに行く覚悟も決めている様子だった。シード権争いに逆転劇はつきもの。その開き直りが吉と出ることもある。

また、16年連続で賞金シード権を維持してきたが、現在賞金ランク95位と低迷している近藤共弘は、1アンダー15位タイとまずまずのスタート。2008年のメジャー「UBS日本ゴルフツアー選手権」で勝ち5年シードを獲得するなど、2002年からシード選手として戦ってきたが、現在ランク96位と苦しい場所にいる星野英正も1アンダー15位タイにつけた。

優勝争いと同じぐらい注目されるシード争い最終章。天国と地獄が分かれる日は近い。

<ゴルフ情報ALBA.Net>