<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 初日◇23日◇宮崎カントリークラブ(6,448ヤード・パー72)>

今季の日本女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が開幕した。出場選手は選ばれた30人。今季のツアー優勝者か、賞金ランキング25位までに入った選手たちだ。

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7月の「センチュリー21レディス」で優勝、賞金ランキング21位で本大会の出場権を得た穴井詩が、気を吐くゴルフを見せた。この日の朝の予報では、風速6.2メートル/秒。ゴルフには厳しい強い風に、多くの選手が翻弄されていた。その風を攻略し、アンダーパーでホールアウトしたのは9人。その中に穴井はいた。5バーディ・2ボギーのトータル3アンダー・2位タイのラウンドだった。

「特に朝は風が強かったですね。1番のティショットを打って、今日は低めのドローボール一辺倒で行こうと決めました」。

そのドローボールが、狙ったところに飛んだ。実は2日前のプロアマのときは、右に左にドライバーが曲がっていたという。「ヘッドの入りが悪くて、ラインがまったく出ていませんでした。右プッシュが出たり、左に引っかけたり。このままじゃダメだと、プロアマパーティが終わった後に、こっそり打ち込みに行きました」。

曲がり球に悩んだら、曲げる球を打つ。それが穴井の調整法だ。フック、スライス、ハイドロー、ハイフェード、そしてロードローにローフェード。様々な曲がる球を打ち続けた。その効果が出た。ヘッドの入りが安定し、ラインがしっかり出せるようになったのだ。

もう一つ、ドライバー好調の要因があった。3週間前の「TOTOジャパンクラシック」から使い始めているテーラーメイドの初代『M1』だ。実はこのクラブ、TOTOジャパンクラシックで穴井のバッグを担いだキャディから借りたもの。穴井のクラブをサポートしているゴルフ5が、来季からはツアーでのクラブサポートから撤退すると表明したため、穴井は来シーズンから使うクラブを探していた。だが、自分のスイングに合ったクラブがなかなか見つからない。メーカーが試打クラブとして提供する最新モデルを打っても、どうもしっくりこないと首を傾げる穴井を見て、キャディが車に積んであった自分のクラブを「打ってみますか?」と、たまたま勧めたのが見事にハマったのだった。

2014年の本大会で穴井は、優勝をあと一歩のところで逃している。トータル10アンダーで並んだテレサ・ルー(台湾)とのプレーオフの末に敗北を喫した。この日、単独首位に立ったのは、3年前に敗れたテレサだ。その差はわずか1打。3年前の悔しさを晴らす時がきた。

「ロングホールでバーディを取れるので、宮崎CCにはいいイメージを持っています。取れるところは取っていきます」と言うように、バーディをどこまで積み重ねることができるか。明日、穴井とテレサは同組対決。午前10時52分スタートの最終組でラウンドする。穴井のドライバーショットから目が離せない。

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