<ダンロップフェニックス 2日目◇17日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>

初日につかんだ復調の兆しを、確かなものにした。フェースターンを抑えた新スイング習得を目指し悪戦苦闘が続いていた石川遼。49位タイから出たこの日は3バーディ・3ボギーのイーブンパー“71”でラウンド。スコアを落とすことなく1オーバーでフィニッシュ、36位タイで今季国内ツアー初の予選突破を果たした。

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「昨日より今日のほうがいいショットが打てた。自分の中でよりコントロールできている」と課題だったドライバーショットに手ごたえを得た石川。初日はフェアウェイキープ率が35.71%で71位タイだったが、この日は50%で40位タイまで順位を上げた。「予選落ちが続いて精神的な落ち込みも少なからずありました」、それでも自分を信じてやってきた練習を続け、今週から頭の前後の動きを抑える意識をしたところ、国内ツアー復帰6戦目で4日間戦える権利を得た。

スイング改造にあたり、まずはドライバーの安定感向上が「最初のピース」だと話していた石川。この2日間で、まずはその最初の課題をクリア。この日はラフでもファーストカットも多く、全体的にティショットは安定していた。まだフェアウェイからアイアンでグリーンをはずしたり、5番(パー4)では約3メートル、6番(パー3)では約4メートルのチャンスを決めきれないなどプレーが噛み合わないこともあったが、これは次の課題。先週と比べるとプレーの安定感ははるかに向上した。先週までは、練習場ではほぼドライバーと5番アイアンで新スイングの完成を目指していたため、まだプレーのつながりが悪いが、今週からはウェッジからショートアイアン、フェアウェイウッドでも打ち始めた。今後はバランスのいい練習に切り替え、さらに全体的な底上げを狙っていく。

これまでは「あえて難しく振っていた」ことが分かったという石川。手ごたえを練習場だけでなく、コースでも2日間得ることができて表情は明るかった。まだまだ完成とは言えず、今週の火曜日一緒に練習ラウンドをして予選ラウンド2日間を共にした中嶋常幸から今は「ガマンの時だ」と激励を受けたという。「たまたま真っ直ぐいったのではなく、練習の成果だと思う」、この予選通過で復調にまた一歩前進した石川。戦いの中で試行錯誤しながら、決勝ラウンドも己を信じて歩みを進めていくのみだ。

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