<伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目◇11日◇グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード・パー72)>

本人が無理だと思っていたくらいだから、誰も予選を通過できるとは思っていなかったに違いない。初日に6オーバー88位に沈んでいた勝みなみが、2日目を5バーディ・1ボギーの“68”でラウンド。トータル2オーバーの40位タイまでジャンプアップし、予選落ちの危機から一転、今季4試合目の出場で3回目となる予選突破を果たした。

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初日の88位は、ホールアウトした94人中後ろから7番目。勝自身、「ショットが右に左に曲がっていて、パターも1メートルくらいが入らなかった。どうすればいいか分からないようなプレーをしていた」という。2日目のラウンドに臨むにいたっても、「(予選を)通るなんて全然思わなかった」と苦笑いしたのは本音だろう。

そこで何か変えたのか聞いてみると、まず挙げたのが「ショットが曲がるのはしょうがない。パットも狙ったところに打てて入らないのはしょうがない」という“メンタル的な開き直り”。そしてもう1つが、自分の中で決めたこの日のテーマ“上げて下ろす”。全部のショットの時に、“上げて下ろす”を心の中で唱えながらスイングしたところリズムが良くなり、多くの選手が強風に苦しめられスコアを崩す中、この日のベストスコアタイの“68”をマークした。「1つ1つのショットに集中して頑張った。上がってきて“おめでとう”と言われて、予選突破を知った(笑)」。2日目をホールアウトした92選手のうちアンダーパーは18人(初日は35人)だから、その価値も分かるというものだ。

アマチュア時代の2014年の5月に行われた「KKT杯バンテリンレディス」で、ツアー史上最年少記録15歳と293日での優勝を飾り、一気に知名度を上げた勝。今年7月のプロテストで合格し、満を持してプロ転向。その後は、レギュラーツアー(出場3回)で予選を2回突破。下部ツアーのステップ・アップ・ツアー(出場5回)では優勝1回、トップ10に3回入っている。「もっとやれると思っている」という19歳が、最終日も後方からチャージをかける。

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