<伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目◇11日◇グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード・パー72)>

国内女子ツアー「伊藤園レディス」の2日目が終了し、最終ラウンドに進む50位タイまでの55人が決定。多くの選手にとっては、次週の「大王製紙エリエールレディス」が今季の最終戦という状況の中、来季のシード権をめぐる争いの中にいる選手たちにとっても明暗が分かれる結果となった。

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トータル2オーバーの40位タイで予選を突破したのが、賞金ランク65位にいる原江里菜。第2ラウンドでは、1バーディ・4ボギーとスコアを3つ落としての予選通過だっただけに、ホールアウト後は「最低限のことしかできなかったです」と疲れきった表情を見せた。

「正直絶好調」というショットは、この日のパーオン率が出場選手中14位タイ。それに対し2日間の平均パット数が33.00の71位タイと、スコアを崩す原因がパットの不調にあるのは原自身も良く分かっており、「そこだけ調整できれば」と最終日に向けた改善点を挙げた。

2013年シーズンから5年連続で賞金シードを継続中だが、来季のシード権を獲得できる賞金ランク50位にいる酒井美紀までの約667万円差は、容易にひっくり返せる金額ではない。「とにかく明日(プレー)できてよかった。今の私には、1日でも多くプレーして次につなげることしかできないので明日頑張ります」と笑顔を見せ、「高望みせずに、とりあえずゼロ(イーブンパー)に戻す」と最終日のチャージを誓った。

原と同じく、トータル2オーバーの40位タイで予選突破を果たしたのが賞金ランク64位の松森彩夏。過去出場した4戦連続で予選落ち中だったこともあり、「そうですね。久しぶりですね」と苦笑いしながら取材に応えてくれた。

松森は初日3オーバー72位タイからのカムバック。「昨日はパットが35パットでなかなか入らないなぁという感じだった」というように、こちらもここ数週間続くパットの不調がスコアに影響。この日は29パットと復調の気配を見せ、「きょうは凄くフィーリング的には良かったかな」と微笑んだ。

2016年シーズンからシードを継続している松森だが、「先週の休みの時に(ファイナル)QTの練習にも行きましたし、もしそうなっても覚悟は何か月も前からできている」とキッパリ。もちろんシード圏内を目指すことは前提としながら、「いい状態で(ファイナル)QTに行けたらいいと思っているので、いい流れを作りたい」と前を向いた。

一方、初日の1オーバー49位タイから、トータル4オーバー56位タイに後退し、無念の予選落ちとなったのが有村智恵。「とにかくショットがひどかった」と2日間を振り返り、「原因が何なのかというところから始めなきゃいけないのが厳しい。原因が見つかってどうするかという状態に早くもっていきたい。結果云々の話ができないレベルにいるなという感じなので、この状況をどうやって打破するかですね」と言葉を搾り出した。

来季リランキング制度を導入する国内女子ツアーでは、賞金ランク51位から55位までの選手に来季の前半戦の出場資格を与える予定で、現在賞金ランク54位の有村はその圏内に入っている。しかし、第2ラウンド終了次点で首位に立っている福田真未(58位)や4位タイの佐伯三貴(61位)のほか、福田裕子(57位)、イ・ナリ(59位)など有村のすぐ後ろを追っている選手たちが上位ならびに予選を突破しており、来週の「大王製紙エリエールレディス」を前に、有村が厳しい状況に追い込まれたのは間違いない。

もちろん本人も、「とにかく自分の中でいい感触を得られるようにしないと(サード)QTも厳しいと思うし、かなり厳しいところにいる」と自覚済み。「とにかく今やれることをしっかりとやりたい」と残り1週間の巻き返しを誓った。

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