<伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目◇11日◇グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード・パー72)>

賞金ランキング73位の金田久美子が、シード権争いに顔を出した。初日は2アンダー。そしてこの日、2日目も2アンダーのトータル4アンダー。7位タイで明日の決勝に臨む。

【関連写真】昔はちょっとギャルっぽい?大人へと変貌する金田久美子を写真で振り返る!
来季のシード権を獲得する賞金ランキング50位の現在の獲得賞金額は21,076,725円。68位の金田の獲得賞金は11,660,500円。その差は9,416,225円。「QTに行く覚悟は決めて、その準備はしています。でもQTに行かずに来季の出場権を確保できるなら……」

女子ツアーの残り試合は、本大会を含めてあと3試合。最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは、優勝者と賞金ランキング25位までの選手に出場が限られている(その他、「当該年度9月19日時点のロレックスランキング上位25位までのTPD登録者」、「当該年度USLPGAツアー優勝のTPD登録者及びTPD事業部が特に認めた者」の資格があるが現在該当者なし)。つまり今の段階で金田に残された試合は、本大会と次週の「大王製紙エリエールレディス」の2試合となる。シード権を確保するには1千万円以上を稼がなくてはならない。本大会で一気に稼いでランキングを上げておきたいところだ。

「今シーズン中盤戦は苦しい試合が続いていました。ショットはいいのにパターが入らないとか、噛み合っていなかったんです。何をやってもうまくいかなかった。それで、1か月くらい前から開き直って試合に臨んだんです。守るところはないので、行けるところまで行こうと」

歯車は噛み合った。開き直ったことだけが、よくなるきっかけではなかった。7月から南秀樹コーチにスイングを見てもらい始めていた。南コーチは、現在賞金ランキング1位の鈴木愛をジュニア時代に育てた人物。

「実はもう10年くらい、テークバックをどこにあげたらいいのか悩んでいたんです。ある日は調子がよくても、次の日は同じようにクラブを上げてもうまくいかない。そんな状態がずっと続いていました。それが南コーチに習い始めて、スッとよくなったんです。悩みがなくなり、パーオンが増えました」

南コーチのアドバイスは、フィニッシュからスイングをつくることだった。フォローから振り戻してバックスイングをすることで、上げる方向や手首のコックのことを考えなくなったという。

「先週は試合がなかったので、南さんとみっちり2日間練習しました。右から左を狙うショットが苦手なので、練習場の右端から対角線を狙ったり……」ギャルを卒業して、毎日トレーニングを積み体を鍛えた。スイングのコーチもついた。アスリート金田久美子が、明日の最終日、何かを見せてくれる予感がする。

「明日は久しぶりに攻めるゴルフができたらいいなと思います」。そう話す金田の瞳の奥には、自信が宿っていた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>