<伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目◇11日◇グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード・パー72)>

雲が急ぎ足で流れていた。予報では4〜5メートルの風。だが、選手たちにはそれ以上に強く感じられた風だった。多くの選手がスコアを落とした。最終組がハーフターンを迎えるころには風はおさまり始めたが、一度乱れたリズムはそう簡単には戻せない。

【関連写真】貴重なドレス姿も!福田真未フォトギャラリー
そんな中、1番、2番ホールと連続でバーディを奪取し、首位を快走する福田真未がいた。風をものともせず、自分のゴルフに集中しているかに見えた。だが、福田とて苦しいラウンドが続いていた。ティショットが昨日とは逆の右に曲がるシーンが続いたが、曲げた球が木に当たってフェアウェイに戻るなど流れは福田に向いていた。

「スタート前は風が強くて心配になりましたが、振り切ることだけ考えて風は意識しないようにしていました。しっかり右を向いたまま振り下ろす。切り返しでフェースを閉じて、そのまま体の回転で振り抜く。昨日と同じですが、そこだけを気を付けて……」

結果、5バーディ・1ボギーの4アンダーはこの日のベストスコアタイ。初日の7アンダーと合わせてトータル11アンダーの単独首位。2位の川岸史果とは4ストロークの差。

過去2回、最終日単独首位スタートは経験しているが、優勝には手が届かなかった。

「あのときは、ショットがよくて自信がありました。それだけにちょっとのミスが自分で許せなくて、思い切り振れなくなっていったんです。今日も、今までみたいだったらバタバタしていたと思います。昨日がよかっただけに不安はあったけど、出だしがよかったので波に乗れました」。

明日最終日は、ミスを気にしないでラウンドしたいという。そして冷静にライを見極めたり、マネジメントすることが大事だと続けた。「4打差の貯金は意識しません。いい意味での緊張感をもって、ドキドキを楽しめるように頑張ります」

福田の現在の賞金ランキングは58位。初日首位で、シード権獲得が狙えるところに来た。そして2日目も首位。明日最終日は、初優勝を狙う位置にいる。3年前に同大会で初優勝を遂げた前田陽子以来の、シンデレラガール誕生となるか。ピンチに追い込まれながらも、良いショット落ち着いて打てていたという。そこに成長を感じたと自ら話す姿には、自信と緊張感が宿っていた。明日の最終日、福田が展開するゴルフが楽しみだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>