<三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目◇10日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)>

過去に2度制した試合で自己ワーストを更新してしまった。初日81位と大きく出遅れた石川遼は、この日1バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの“76”でラウンド。スコアを4つ落としトータル8オーバーの79位。1オーバーの予選カットラインに遠く及ばず決勝ラウンドには進めなかった。これで国内ツアーは5戦連続予選落ち。自身の国内での連続予選落ち記録を更新してしまった。

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練習場で感じていたショットへの手ごたえをコースで出すことができなかった。アウトから出た石川は、6番(パー5)ではティショットが左の林へ曲げる。ここは2打目を木の間を通すナイスリカバリーでフェアウェイに出してパーをセーブしたが、折り返してからの10番(パー4)はティショットが右に曲がり林の中にあるラテラルウォーターハザードに入りダブルボギーとティショットのミスからスコアを崩す。8番(パー4)など、会心のドライバーショットでフェアウェイをキープすることもあったが全体的には安定せず、この2日間のフェアウェイキープ率は28.57%で81人中78位タイ、パーオン率にいたっては38.89%で81位とドン底になってしまった。

戦いながらスイング改造を行っている石川。「打ち方がまだ馴染んでいない。練習ではいい感じに打てていますが、試合になるとその感じはない」と実戦で練習の成果が出せずに苦しんでいる。やはり一番完成度が低いのがドライバーショット。「右に出るプッシュアウトが多かったですね。アイアンは改善されてきていますが、ドライバーはダウンスイングで意識しているところにクラブが降りてこない」。結果を出すにはまだ時間がかかるようだ。

この日も石川の組には大勢のギャラリーがついた。おそらく石川の母親ぐらいの世代の方が多かっただろうか、プレーに一喜一憂しながら「遼くんがんばって!」、「(復調を)待ってるよ!」など石川の調子の悪さを心から心配しているような印象を受けた。「これだけ多くの励ましの中でプレーすることはこれまでありませんでした。応援のありがたみを本当に感じます。1日でも早くいいプレー、いいスコアで応えたい。何倍にもして恩返しをしたいです」と感謝の言葉を口にした。

2010年と12年、2度制した大会で最下位に近い場所で予選落ちを喫するのは屈辱以外の何モノでもないだろう。しかし、下を向かず自分の信じた道を進めるのも、ファンの支えがあってこそ。この日もラウンド後は練習場に向かい、1時間以上打ち込み練習を続けた石川。いつかまたファンと優勝の喜びを分かち合う日を信じ、練習を重ねていく。


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