<伊藤園レディスゴルフトーナメント 初日◇10日◇グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード・パー72)>

国内女子ツアー「伊藤園レディス」が本日開幕し、ツアー通算7勝を誇る佐伯三貴が1イーグル・6バーディ・1ボギーの“65”をマーク。福田真未とともに7アンダーの首位に立った。

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ベテランが圧巻のプレーを見せた。スッキリとした秋晴れの中、スタートホールの1番(パー4)で残り110ヤードの2打目をPWで30センチにつけてバーディ発進すると、3番からは3連続バーディ。前半を4アンダーで折り返す。後半は11番でボギーを先行させたが、14番で取り返して迎えた15番(パー5)。「戻りすぎないで」と願い、58度で打った70ヤードの3打目が、1メートルほどバックスピンして見事なチップインイーグル。さらに、18番(パー4)ではピン横7mのバーディパットをねじ込み、8月の「ニトリレディス」以来となる首位スタートを決めた。

ビッグスコアの理由の1つに強気のパットを挙げた佐伯。ここまでジャストタッチの保険をかけたパットを打つなど、本来は自分の武器だったパターで流れを崩していたが、今大会の開幕前に先輩の塩谷育代から、「全部オーバーで(パットの)ラインを読みなよ。タッチを強くしたら感覚が戻ってくるよ」とアドバイスを受けて、ハッと気付いた。「“どうせ外れるならオーバーして、3パットでもいいや”という気持ちで昔は打っていたのに、できなくなっていたことを思い出した」。その結果、今季ここまで26位だった平均パット数29.58がこの日は26と改善。福田とともにトップの数値を叩き出した。

ツアールーキーだった2007年。賞金ランク9位に食い込み翌年のシードを獲得した佐伯は、2015年に手術した右手首のケガなどを乗り越え、10シーズンにわたってシードを継続してきた。26試合に出場している今季は、「フジサンケイレディスクラシック」で2位に入ったものの、それ以外ではトップ10がわずか1回、予選落ちが9回と不調続き。賞金ランクも61位と低迷し、プロ転向後初となるシード落ちのピンチを迎えている。

「みんなに(シードのことを)言われるので気にはなるけど、こうなってしまったのも自分(のせい)なので、別に焦るとか情けないとか悲しいとかはあんまりない。試合に集中できていなかった自分を悔やむぐらいで、(試合数が)限られてきてギリギリの立場にいて、“今週こそは絶対頑張ろう”と思うなかで、今日のゴルフができたのは良かった」と笑顔を見せた。「明日どうなるかは分からないけど、上を見るしかないので、明日も楽しくアグレッシブにせめていければ」と、静かに意気込んだ33歳。ベテランの頑張りを明日も期待したい。

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