<TOTOジャパンクラシック 最終日◇5日◇太平洋クラブ 美野里コース(6,608ヤード・パー72)>

優勝者には来年の米ツアー出場権が与えられる大一番。日本で行われた唯一の米国女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」。2打差の2位から逆転優勝を狙った鈴木愛は6バーディ・2ボギーの“68”とスコアを4つ伸ばしたものの、栄冠にはわずか2打届かず。悔しい2位フィニッシュとなった。

【関連】日米美女競演に決着!最終日を特選LIVEフォトで振り返る
日本総大将は最後まで昨年覇者に食らいついた。「3日間ともすごく良かった」というショットを武器に攻め続け、10番で残り188ヤードから1mにつけて後半1つ目のバーディ。首位のフォン・シャンシャン(中国)に1打差まで迫る。

その後、お互いに2つずつバーディを奪って迎えた17番パー5。似たようなところからのアプローチで6m残したシャンシャンに対し、鈴木は奥1mにピタリ。「もしかしたら追いつくかも」と鈴木が感じた以上に、応援を送るギャラリーの多くも「これで首位に並んだだろう」と安堵のため息をもらした。

だが、そんなファンの想いとは裏腹に、シャンシャンはこのロングパットを沈めてバーディを奪取。「最後まであきらめずに頑張りましたが…今日は彼女にツキがありましたね」という脱帽の1打だった。グリーンを外した18番ではチップインバーディを狙うなど、最後まで攻めたが叶わず。18番をボギーとして、結局2打差で敗れ去った。

この2位でキム・ハヌル(韓国)を抜いて賞金ランク首位に浮上した(賞金がドルのため、最終的な獲得賞金は明日のレートで決定)が、「それはあまり考えてなくて。とにかく勝ちたかった」と悔しさをにじませた。

それでも、世界のトッププレーヤーたちと競った3日間は大きな収穫だった。「すごく成長できた。久しぶりにショットが良かったし、これなら戦えると。あとメンタル面ですね。いつもならすぐ諦めてしまうところでも諦めない気持ちを持ってできました。モチベーションの大事さを感じた」。

また、終了後には小林浩美LPGA会長から金言も。「ショット、パット両方すごくいい。あとは番手選びとかのマネジメントを頑張れば、もっと簡単に勝てると思う」。米ツアー通算5勝。世界を知る小林からここまでの言葉を引き出すほど、仕上がりは良いととれる。

この手ごたえは残り3試合への活力となる。「このままショットが続けば勝つチャンスがあると思う。あとは勝負どころの1打。これだけ練習してもパットが入らないので、もう少し必要だということだと思う。しっかり練習して頑張っていきたい」。夢の米ツアー優勝は成らなかったが、女王戴冠へ向けて、大きな大きな1週間となった。

<ゴルフ情報ALBA.Net>