<樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日◇29日◇武蔵丘ゴルフコース (6,580ヤード・パー72)>

先週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」に続き、2週連続で最終日が中止となった「樋口久子 三菱電機レディス」。女子ツアー史上初となる異例の展開で、第2ラウンド終了時にトップに立っていた永井花奈の手に優勝カップがストンとおさまった。

ハイ、チーズ!リラックスモードの永井花奈
首位と3打差の6位タイからスタートした2日目を、5バーディ・1ボギーの“68”でラウンド。4ストローク伸ばして一気に単独首位に浮上し、ツアー初優勝に手を掛けて臨んだ最終日。開始直後に中断が発表され、その後試合の中止が決まったときはクラブハウスで他の選手とリラックスしていた。「もう1回やるつもりで待っていたら、カメラマンがぐわって集まってきたので。もしかしたらそうなのかな、と分かりました」と、ツアー初優勝の喜びを噛み締める間もなく、祝福の波にさらわれた。

「予想外でしたが、すごく嬉しいです」と笑顔を見せたが、一方で「私がイメージしていたのはグリーンの上での優勝だったので、そこはちょっと変わってしまったけど…」と、3日間戦い抜けなかった悔しさも覗かせた。

昨年のプロテストをトップ合格、年間を通してのツアー参戦が初となる今季は「ゴルフを始めて試合に出るようになってから、ずっとプロで優勝したい、活躍したいという気持ちがあったので、そこから考えるとここまで長かった。でも、必死に取り組んだのであっという間でもありました」と振り返る。「どうやって強くなろうかをずっと考えていた」と、真摯にゴルフに向き合う姿勢がようやく実を結んだ。

兼ねての目標を1つ達成し、「今シーズンは優勝を目標にがむしゃらに頑張っていたので、その先のことは特に考えていなかったです。でも、まだ全日程を完全にやりきって優勝はできていないので、しっかり戦い抜いて優勝したい。この1勝で満足していないので、もう何勝も出来るプレーヤーになりたい」。成長への貪欲さはそのままに、次なるステージへ闘志を燃やした。

<ゴルフ情報ALBA.Net>