<マイナビABCチャンピオンシップ 3日目◇28日◇ABCゴルフ倶楽部(7,217ヤード・パー72)>

鹿児島県出身プロの”若大将”が初優勝を狙う。19位タイから出た稲森佑貴は4バーディ・ノーボギーの“68”でラウンド。トータル9アンダーの7位タイに順位を上げ、最終日に臨む。

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ここ数年鹿児島にゆかりのある選手が活躍しているのはご存じだろうか。鹿児島県出身のプロゴルファーでまず浮かぶのが、2004年に初シードを獲得し、09年の日本オープンと今大会の2014年覇者の小田龍一だ。今年12月に41歳になる小田はベテランの域に達しているが、小田以降の鹿児島県勢は優勝者どころか、シード選手も少なく、堀之内豊(05年シード獲得)ぐらいしか名前が挙がらない。しかし、ここ数年変化が起こっている。

稲森が2014年に初シードを獲得してシード常連になると、昨年は香妻陣一朗が初シードを手に入れた。そして、今年は今大会12位タイにつける出水田大二郎の初シード獲得が間近に迫っている。また、熊本県出身だが、鹿児島の樟南高校で腕を磨いた秋吉翔太は初シードを確定させており、鹿児島にゆかりにある”シード選手”が増殖中だ。

しかも稲森と香妻は23歳。出水田は24歳。秋吉は27歳と若手が多い。小田に次いでシード歴の長い稲森は、今季ルーキーの出水田らにツアーでの”案内人”の役目も担っている。小田が鹿児島の大将なら、稲森は若大将的存在だ。地元鹿児島でも若手プロへの視線は熱く、鹿児島勢のツアー優勝の期待も高まっているとか。
 
その中でも、最も優勝に近いのは若大将の稲森だ。今季は、国内初戦「東建ホームメイトカップ」での4位タイを筆頭に、20試合の出場でトップ10入りが4回と安定した結果を残している。「早く優勝したい」と待ち望むツアー初優勝がかかる最終日だが、首位の小鯛竜也までは4打差と決して逆転不可能な差ではない。

最終日は台風の接近もあり雨予報だ。「雨が降って寒くなると飛距離が出なくなるので、とにかくフェアウェイをキープ。あとはピンの位置次第で、(勝負に)行くところと行かないところのメリハリをつけて頑張りたい」と表情を引き締めた若大将。薩摩の地に吉報を届けることができるか。

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