<樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 2日目◇28日◇武蔵丘ゴルフコース (6,580ヤード・パー72)>

昨年のプロテストをトップ合格。来季の賞金シードも手中に収め、今波に乗っている若手の一人・永井花奈が魅せた。首位と3打差の3アンダーから出た永井は、5バーディ・1ボギーの“68”をマーク。トータル7アンダーまで伸ばし、自身初となる単独首位で予選突破を果たした。

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雨天となったこの日、ツアー屈指の飛ばし屋・穴井詩、畑岡奈紗とラウンドを共にした永井。今大会の平均ドライビングディスタンスを見ると、穴井が3位(248.75ヤード)、畑岡が4位(247.5ヤード)と上位の飛距離を誇る一方、永井は40位(230.82ヤード)。もちろん同組内では3番手だ。だが、これに対してネガティブに思わなかった。「絶対に適わないと思っていたので、逆に楽でした」。気負わず臨めたことに加え、「最初に打つことが分かった状態で回れたのが、むしろ良かった」とプレーのリズムを掴めたことも功を奏した。

また、飛距離では同組2人が勝るが、それを補う永井らしい工夫もスコアにつながった。「6番アイアンの代わりに入れている6番ユーティリティが結構活躍してくれた」と、先週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」2日目から本格的に6番ユーティリティを導入。「ラフからのショットの時、6番ユーティリティのほうが振り抜きやすいイメージがあったので。あと、フェアウェイからでも6番アイアンよりも簡単に球を上げられるイメージがあった」というのが取り入れようと思ったきっかけ。

アイアンよりも球が上がりやすいユーティリティは、米ツアーで活躍していた宮里藍も活用。宮里は5番アイアンの代わりに6番ユーティリティをバッグに入れ、飛距離の出る選手がショートアイアンでグリーンを狙うところを高さと距離を出すために代用していたが、永井は6番アイアンを抜く大胆なセッティングに。この日のラウンドでも「6番アイアンだと右に薄い球が出てしまう感じがあったけど、ユーティリティを使って球のコントロールが上手く行きました。6番アイアンだったら厳しかったと思います」と、18ホール中、10回ユーティリティを使った永井らしいセッティングが今回の好成績の鍵となった。

明日の決勝ラウンドも同じく穴井、畑岡との組となるが、「2人も飛ばし屋で。正直そっちのほうがファンの皆さんも期待していると思うので、陰でぴょこっと勝ちたい(笑)」とサラリ。初優勝がかかってるとは思えない余裕で不敵に笑った。

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