<マイナビABCチャンピオンシップ 2日目◇27日◇ABCゴルフ倶楽部(7,217ヤード・パー72)>

レジェンドに兆しが見えた。今季国内ツアー11試合目の出場となったジャンボこと、尾崎将司。89位タイから出た第2ラウンドは5バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの”74”と2つスコアを落とし、トータル7オーバー、87位タイで予選落ちに終わった。2013年以来の予選通過には7打及ばなかったが、2年ぶりに1ラウンドで5つのバーディを奪うなど、明るい表情でコースを後にした。

ヒデキとラームのボールが…!?
何度も右手で高々と上げて歓声に応えた。インスタートの尾崎は、10番(パー4)で1メートルのパーパットがカップに蹴られてボギー発進。12番(パー3)でバンカー超えの難度の高いアプローチを柔らかい球で1・5メートルに寄せてパーセーブすると13番(パー4)は2打目を2メートルにつけてバーディ。14番(パー4)はラフからの2打目はカップをかすめて50センチにつけて連続バーディ。昨年の中日クラウンズ以来の連続バーディにギャラリーから歓声が上がる。続く15番(パー5)は、2.5メートルのパーパットがカップを1週して外れる不運を招く。17番(パー4)ではフェアウェイからの2打目でグリーンをこぼすとアプローチのミスと3パットが重なりダブルボギー。意気消沈しかけて迎えた525ヤードの18番(パー5)。前日、かなわなかった2オンのトライはこの日に遂げる。2打でグリーン横のエッジまで運び、パターで30センチに寄せてバーディとして前半を折り返した。
 後半の2番(パー4)で8メートルを沈めてバーディを奪い、この日イーブンパーに戻し、エージシュートもちらついたが、3番からの3連続ボギーで夢はついえた。それでも9番(パー4)では6メートルをねじ込んでこの日5つめのバーディで1日を締めくくった。

この日グリーンは13と3分の1フィートの速さだったが、パーオンした6ホール中5回1パットで仕留めた。尾崎の1ラウンド5バーディは2015年のブリヂストンオープン以来。前日の2バーディと合わせて36ホールで7バーディは、15年の日本プロゴルフ選手権に並ぶ多さだ。

「兆し? そらそうよ。1ラウンドで4つ、5つのバーディを取らないとゴルフの組み立てやなんかが考えられないからね」と納得の表情を浮かべる。いくつか出たミスについても「止められるもの」と60台も視野に入れた。

前戦のブリヂストンオープンは台風の影響で冷たい雨にさらされて第2ラウンドで棄権したが、今大会は2日続けて20度を超える気温で尾崎もある程度のパフォーマンスを発揮できた。

コースの去り際に、この日4アンダーで回った平塚哲二と遭遇。平塚に「いくつで回ったんだ?」と聞き「4アンダーです」と平塚が答えると、「まあまあだな。俺は5バーディだ。ノーボギーで回る準備もできているよ」とちゃめっ気たっぷりに舌を出しながら車に乗り込んだ。プロゴルファーに取ってバーディは良薬とよくいわれるが、尾崎に取っても例外ではない。 次戦については「自分次第。コースが気持ちよく迎えてくれるか」と話すにとどまったが、手応えを持って参戦することは間違いないだろう。

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