<マイナビABCチャンピオンシップ 2日目◇27日◇ABCゴルフ倶楽部(7,217ヤード・パー72)>

右ひじの痛みのため今年の5月からツアーを離れている矢野東が、国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」の会場で行われたイベントのゲストとして、久しぶりに姿を見せた。

石川遼は苦難の日々が続く…
5月の「ミズノオープン」以降、ツアーを欠場している矢野。右ひじの遊離した軟骨を除去する手術を6月に行い、その後リハビリを続けていたという。「医師からは手術後3か月後に練習を始めていいと言われていたが、9月(の練習再開時)にまだ痛みがあったので諦めた」と、自身がホストを務めるこの大会での復帰は断念。しかし、大会の盛り上げに何か貢献したいと自ら大会事務局に打診したことから、27日(金)と28日(金)に行われる「ふれあい観戦ガイドツアー」と「トークショー」(27日のみ)への参加が決定したという。

先着20名の一般客が参加した「ふれあい観戦ガイドツアー」では、石川遼、片山晋呉、金庚泰という注目組の後半戦を生解説。練習グリーン上ではスタート直前の石川遼と会話し、ラウンド前に尾崎将司からドライバーのアドバイスを受けたという情報をゲット。ラウンド中は、「ティグラウンドで必要以上に素振りを繰り返す選手は調子が悪い」、「片山さんが“やっちゃったよ”と言ったのは、打った瞬間フライヤーだと思ったからで、ちゃんとグリーンに乗ったので本人は大満足のはず(笑)」といった選手目線での情報をインカムを通して紹介。「普段聞けない内容の話が聞けて楽しい」、「喋りが上手で、すごく分かりやすい」などと、参加者たちも大喜びだった。

ケガで休んでいる間に解説の仕事を経験して、「もっと頑張らないといけない。良いプレーというか、魅せるプレーが必要だと感じた」という矢野。今回のイベントに参加して、「自分の職場を違った目線で見られたことは、結果的にすごく良かった。選手はみんな、ロープの外からギャラリー目線で(自分の職場を)見たほうがいいですね。勉強になりますよ」と話した。

今年の7月で40歳になった。同じ歳の星野英正や近藤共弘も、今季は賞金ランク92位(星野)、93位(近藤)と苦しんでいる。「今年は前厄ですからね。みんな身体にガタがくる頃なんですよ(笑)」。矢野自身は、痛めた右ひじも今では普通に球を打てるほどに回復。練習ラウンドも、「月に2回ぐらいボチボチやっている」とのこと。今季シード選手だった矢野は、右ひじのケガが公傷として認められたため、来季も一定数の試合には出場可能。ツアーへの復帰は、「(来季の)国内開幕戦の東建(ホームメイトカップ)に照準を合わせている」という。

この日も、ギャラリーだけでなく、多くのプロから声をかけられていた矢野。「ケガをしたおかげで、いろんなことにチャレンジできる時間ができた。たいしたことなかったゴルフをきちんとやり直したい」と語った人気者のツアー復帰を、多くの人が待ち望んでいる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>