<マイナビABCチャンピオンシップ 2日目◇27日◇ABCゴルフ倶楽部(7,217ヤード・パー72)>

先の見えないトンネルから、まだ抜けられなかった。日本ツアー復帰後の3戦目に臨んだ石川遼だったが、この日は4バーディ・4ボギーの“72”とスコアを伸ばせず、カットラインに1打及ばないトータル1オーバーで3戦連続の予選落ちとなった。

ジャンボと握手をする首位の永野
第2ラウンドのスタート前の練習場。ツアー通算94勝を誇る尾崎将司から、「ドライバーを打ってみろ」といきなり言われたという。「ジャンボさんの目に、今の自分のスイングがどういう風に見えているのか知りたい」と思い、練習の1発目からドライバーを打ったところ、「トップからダウンスイングに入るところの間がないな」と指摘された。

ラウンド中も、尾崎から教えられたインパクトからフォローにつながる素振りを繰り返した。「自然と間が作れるような理想のインパクトからのフォローを意識」しながらプレーしたというが、ドライバー、アイアンともに右に行く球が多かった。2日間のフェアウェイキープ率は32・14パーセント(出場96人中86位)、パーオン率は55.56パーセント(同80位タイ)と石川の調子を数字が物語っている。この日もバーディを4つ奪ったが、ボギーも同じ数だけ叩き、予選カットラインを突破することができなかった。

とはいえ、「基本中の基本を教えてもらった感じ」という尾崎からのアドバイスもあり、「間がないことが(プッシュアウトが出る)原因だったことが分かって、気持ち的に楽になった」という。「(これまでは)打ってみないと分からないという感じだったので、あとは精度の問題だし、練習の問題ですね」と語った。

「(今回も)結果だけ見ると残念だし、悲観的にしっかり見ないといけないこともありますが、今までと違うところも明らかにある」と前を向いた石川。さらに今後についても、「来週も出るし、その後も全部出たい」と意欲を見せた。暗闇の中で尾崎が示した一筋の光を頼りに、先の見えないトンネルからの出口を探し続ける。

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